日本全国お米の銘柄は数あれど、知名度NO.1と言えば、そう「コシヒカリ」!北から南まで老若男女、「いつも食べているお米は?」と聞かれれば、多くの方が「コシヒカリ!」と答えるはず。それでは、このお米の本当の名前って、何でしょうか?あまりにも身近なお米だからなのか、実は皆さん「コシヒカリ」については知らないことばかり。そこで今回は、意外と知らない一面から、神髄を味わう逸品まで、ふるさと納税を活用したコシヒカリツアーをご堪能ください。
サンダーバードもビックリ!別名「水稲農林100号」。しかも生まれは…!?
まずは先ほどの正解から。すでに皆さんお気づきとは思いますが、このお米の正式な名称は「コシヒカリ」。あれ、平仮名じゃなかったの?と疑問に思う人も多いと思います。実は、もともと日本のお米の名付け方にはルールがあって、「国や国が指定した機関によって育成したお米にはカタカナで、県などが育成したお米には平仮名で品種名をつける」と決められていました(なお、現在はそのルールはありません)。さらに、「コシヒカリ」には別名もあります。それは、農林水産省に登録されている名前(農林番号)「水稲農林100号」。奇遇にも100号の番号をゲットした記念すべきお米なのですね。
そんな「コシヒカリ」ですが、その名前が名付けられる前は「越南17号」と呼ばれておりました。と、ここで越「南」?とピンときた方は勘が鋭い!米どころ新潟県のイメージが強い「コシヒカリ」ですが、なんと誕生の地は「越南=福井県の試験場」だったのです。
そこで、ちょっとだけ歴史をひも解くと、福井県で育成された越南17号は、その後新潟県と千葉県の奨励品種に採用されました。県の奨励品種に選ばれると漏れなく農林登録される、というルールのもと、1956年(昭和31年)に福井県から依頼された新潟県によって「越前(福井)」「越後(新潟)」の旧国名にちなみ「越国(コシのくに)に光り(ヒカリ)輝く品種」となることを目指して「コシヒカリ」と名付けられたのです。
そんなコシヒカリの歴史に触れると、福井生まれもビックリですが、昭和31年生まれという若さにも思わずビックリ。時代劇で見ていた昔の食卓にのぼっていたご飯って、コシヒカリではなかったんですね。
ふるさと納税でお取り寄せできる、コシヒカリ育成の地、福井県農業試験場(旧福井農事改良実験所)のある福井市のコシヒカリ
ふるさと納税でお取り寄せできる、「コシヒカリの父」と呼ばれる石墨慶一郎博士の故郷・福井県坂井市のコシヒカリ
国内作付け面積ぶっちぎりの第1位!でも、全国区じゃなかった!?
みんなが知っている「コシヒカリ」。それもそのはず、国内の作付け割合(令和元年度)は33.9%と、2位の「ひとめぼれ」の9.4%を大きく引き離す第1位のシェアを誇ります。しかもその王座は1979年(昭和54年)から40年連続。コシヒカリに勝てる銘柄なんて、今後出てくることはあるのでしょうか。「そりゃあ全国で作られているんだから当然でしょ?」と言いたくなるものですが、王者コシヒカリであっても、さすがに気候にだけは勝てません。近年青森県で栽培されるようにはなったものの、コシヒカリとしての収穫時期に気温が下がりすぎてしまうことから、いまだに北海道だけはコシヒカリは栽培されていないのです。なるほど!だから、北海道はテレビCMを使って、「ゆめぴりか」や「ななつぼし」を売り出していたんですね!
とは言え、46都府県で栽培されているお米なんて、そうはありません。生産者それぞれの栽培方法の違いこそあれ、北は青森県から南は沖縄県まで、いろいろな都府県の味の食べ比べが楽しめる銘柄「コシヒカリ」。コロナ禍でお盆や年末の規制ができない状況の中、お父さんやお母さんの生まれ故郷の県のコシヒカリをふるさと納税でお取り寄せしてみたら、きっとお父さんもお母さんもサプライズに感動していただけるのではないでしょうか。
ふるさと納税に出品されている中では最北の町(※筆者調べ)・田舎館村のコシヒカリ
ふるさと納税に出品されている中では最南の町(※筆者調べ)・島根県隠岐の島町のコシヒカリ
コシヒカリの中のコシヒカリ!?ふるさと納税でコシヒカリの逸品を味わう!
2018年2月、コシヒカリにまつわる一大ニュースで全国のお米関係者がどよめきました。それは「2017年産度魚沼コシヒカリが食味ランキングで特Aから落ちてしまった」というニュース。国内で不動の人気を誇っている「魚沼コシヒカリ」を支えていたのは、「高いけど美味しい」を納得させる「食味ランキング創設以来28年連続特A獲得!」というお墨付き。もちろん翌年には再び特Aに返り咲きましたが、やっぱりお米を知り尽くした人たちの決めるランキングって、やっぱり皆さん気になりますよね!そこで調べてみると、国内のお米について影響力が大きいのは次の2つのランキング。まずは、先ほどの「特A」などが決められる財団法人日本穀物検定協会が行う「米の食味ランキング」。各都道府県の代表的な銘柄について「特A、A、A’、B、B’」の5段階で評価します。※詳細は財団法人日本穀物検定協会HPへ(http://www.kokken.or.jp/index.html)
そしてもう一つは、米・食味鑑定士協会が行う「米・食味分析鑑定コンクール」。3次の審査を経て、金賞・特別優秀賞が決まり、その中でも連続5回以上入賞かつ3回以上金賞を獲得した方へは「ダイヤモンド褒賞」が贈られ、その褒賞は現在たったの7名しか所持されておりません。
では魚沼は、というともちろん令和元年度産米は特A!さらに、ダイヤモンド褒賞受賞者も全国7名のうち、なんと2名の方がいらっしゃいます。やっぱり魚沼は強い!
ちなみに、ひと言で「魚沼産」と言っても、その中身は長岡市・魚沼市・小千谷市・南魚沼市・十日町市・津南町・湯沢町の7市町の大きなエリア。当然、それぞれの産地ごとに特徴が出てくるのではないでしょうか。納税で一度どちらかの魚沼コシヒカリを味わった後は、その「魚沼」の中での産地の食べ比べ、なんて次の楽しみ方もしてみたいですね。
これぞふるさと納税界のコシヒカリの逸品!ダイヤモンド褒章笠原さんの極上米を味わう!
もっと気軽に笠原さんのお米を味わいたい!という方は、無洗米もあります。
「米・食味分析鑑定コンクール」5年連続入賞!津南地区の希少コシヒカリ!
お米通の人があえて選ぶ!魚沼の中でも最優良産地、南魚沼市塩沢地区のコシヒカリ。
ここまでくればお米マニア!旧中魚沼郡中里村(十日町市中里地区)魚沼コシヒカリ。
番外編
その美味しさ「こしひかり」超え?熊本の絶品米「森のくまさん」
皆さんは、「森のくまさん」という品種のお米をご存知でしょうか?
「森のくまさん」は、このページでもご紹介した「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」というお米の2大ブランドをかけ合わせて作られた品種なのです。
さらに、全国お米食味ランキングで最高ランクを獲得している、ブランド米なのです!
甘みの強い味と、ふっくらしてツヤのある粒が特徴です。
そんな「森のくまさん」が、なんと、ふるさと納税で手に入れることができるのです!
熊本の美味しいお米を、是非この機会に味わってみてください。
「ふるさと納税博士」のInstagramでもご紹介!
先ほど、ご紹介した”森のくまさん”ですが、今人気沸騰中の「ふるさと納税博士」のInstagramでも、その魅力を大公開中!
是非、こちらもチェックしてみてください。
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「お米 コシヒカリ」ランキング
2025年1月25日 更新