皆さん、「和牛」と呼ばれる牛って、いくつ種類があるかご存じですか?
松阪牛に神戸牛と、良く聞く名前の牛肉がありますが、これは「和牛」の種類ではなく、和牛の中でも地域などで区分けされた「銘柄」のこと。スーパーなどで牛肉のラベルやプライスカードに「黒毛和牛」と書いてありますが、この品種名である「黒毛和種」こそが和牛の種類なのです。
本題に戻りまして「和牛」の種類はいくつ?と言うと、農林水産省によると「『黒毛和種』『赤毛和種』『日本短角種』『無角和種』の4品種とその交雑種のみ」と決められており、全体の90%以上は先ほどの松阪牛に代表される「黒毛和種」となっています。
今回取り上げるのは、4品種のうちの一つ「褐毛和種」。最近注目されはじめてきておりますが、和牛全体の流通量からすると1割に満たないレアな牛肉。国内では主に熊本県と高知県で生育されています。
「褐毛和種」とひと言で言えども熊本と高知では全然違う!?
「褐毛和種」に関する情報は「全日本あか毛和牛協会(http://www.akagewagyu.com/)」のサイトに非常に詳しく掲載されています。
そのサイトの情報によりますと、「褐毛和種」とひとくくりにされておりますが、実際は「熊本系」と「高知系」の異なる2系統に大きく分かれます。鼻や角が白い「熊本系」に対し、「高知系」はそれらが黒く体格も一回り小さいとのこと。その理由は、実はそれぞれが似て非なる品種だから!?だそうです。
そもそも品種の誕生をたどると、「熊本系」は朝鮮半島にルーツを持つ阿蘇牛等の在来種に肉用に輸入されていたシンメンタール種を交配、「高知系」は輸入された朝鮮牛にシンメンタール種を交配。歴史の中で遠く離れた熊本と高知で交流することもなく、独自の改良が加えられていきました。しかし、お互いに異なっているにも関わらず、昭和19年に「褐毛和種」としてひとくくりに登録されてしまったのです。
なお、全国的に「褐毛和種」の生産地は多くはなく、国内では北海道・宮城・徳島・高知・熊本のわずか5道県で7銘柄ほど。そのうち、高知系は「土佐あかうし」の1銘柄のみ、他の6銘柄は熊本系となっております。
まずは気軽に、納税額がそれほど高くない「切り落とし」でくまもとあか牛を味わう!
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地理的表示保護制度にも登録されている「くまもとあか牛」は、褐毛和種の代表的銘柄牛!
「熊本系」という系統が存在するほどの「褐毛和種」。熊本県はあか牛全体の7割を産出する一大産地なのです。さらに、褐毛和種の中で唯一「地理的表示保護制度(GI)」に登録されております。登録番号67号、登録名称は「くまもとあか牛」。登録生産者団体である熊本県産牛肉消費拡大推進協議会(http://kumamoto-beef.com/)によりますと、「くまもとあか牛」の定義は次のとおりとなっています。
1.肉質等級2以上
2.12ケ月以上肥育を行った最長かつ最終飼養地が熊本県内
3.去勢牛及び未経産牛
と、ここで気になる条件が!1番目の条件である「肉質等級2以上」って何!銘柄牛の中には佐賀牛や仙台牛みたいに「肉質等級の高さ」を最大の売りにしている和牛が多いにも関わらず、肉質等級が5段階のうちの「2以上」とは、低すぎやしませんか!?
その答えは、あか牛の特徴にあるそうですが、それは次のお話で。
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赤身肉ゆえの肉質等級。でも、たっぷりのウマミ成分を含んだ美味しい「くまもとあか牛」。
先ほどの「くまもとあか牛」の定義にあった肉質等級の低さ、その答えは肉質等級の決め方にありました。(公社)日本食肉格付協会の規格によると、その基準は「脂肪交雑」「肉の色沢」「肉の締まり及びきめ」「脂肪の色沢と質」の4項目。そのため、霜降り(サシ)の良し悪しによって肉質等級が決まるのです。
一方、「くまもとあか牛」と言えば、よく熊本県の紹介などで目にする阿蘇山麓の広大な大地でのびのびと放牧されている光景。熊本県畜産農業協同組合連合会によると「毎日、40~50kgの草を食べ、3~6km歩きます」とのこと。そのようにして元気に育った牛たちの肉質の特徴はウマミ成分である豊富なアミノ酸を含む「赤身肉」。口に入れたとたん霜降りが溶けていく黒毛和牛とは真逆の、噛めば噛むほどウマミが出てくる味わいが特徴。結果的に、脂肪が少なく霜降りになりにくい「褐毛和種」の肉質等級は低くなってしまうのです。
つまり、サシの良さを追求している肉質等級の高さはあくまでも黒毛和牛でのみ有効な指標。黒毛和種以外の和牛3品種では、特に気にすることはない!ということなのです。
普段の食卓でも!くまもとあか牛を使った簡単便利なお惣菜
くまもとあか牛 ハンバーグ 150g×5個 合計750g 5個セット
あか牛 ローストビーフ 200g(ソース付き)

熊本県外で買うのはほぼ不可能!「くまもとあか牛」を味わうためにはふるさと納税を活用するしかありません!
「くまもとあか牛」の登録生産者団体である熊本県産牛肉消費拡大推進協議会(http://kumamoto-beef.com/)のサイトでは、このお肉を販売している取扱指定店の一覧を見ることができます。すると、熊本県内ではたくさんのお店で扱っている反面、なんと熊本県外で購入できるお店はわずかに福岡・長崎の3店舗と東京の1店舗のみ!?「くまもとあか牛」を食べてみたいけど、お店で買うのはほぼ不可能ではないですか!
でも皆さんご安心ください!だったら熊本県から取り寄せてしまえば良いのです。こういうときこそ役に立つのがふるさと納税サイト!熊本県ならではの特産品だからこそ、返礼品のラインアップはもりだくさん!これは使わない手はありません。
阿蘇産山「焼肉正」
1日2組限定!!!?相当なレア感のある、阿蘇うぶやま村の韓国家庭料理の店。なお、直売所とイートインもあり、そちらでは2組と言わず堪能できるそう。

阿蘇うぶやま村の放牧あか牛焼肉セット
道の駅あそ望の郷くぎの「あか牛の館」
阿蘇五岳を望みながら食事が楽しめるお店。

古民家レストラン「阿蘇はなびし」
昔ながらの阿蘇の郷土料理を提供することをモットーにしている古民家レストラン。中でも人気のメニューはくまもと赤牛を使用した「牛カツ重」や「牛カツカレー」。

大人気! くまもと あか牛 牛カツ 100g×3枚
流通している和牛の1割程度しかないレアな「褐毛和種」。リアルな店舗ではなかなか買うことはできませんが、その代表銘柄「くまもとあか牛」なら熊本県のふるさと納税で簡単にゲットすることが可能です。周りのみんなはほとんど知らない、口の中でとろける霜降りとはひと味もふた味も異なる「赤身肉のウマミ」を一度ご堪能してみてはいかがですか。
いま選ばれている人気の返礼品をチェック!
牛肉のことが嫌いだという人は少ないのではないでしょうか?牛の体で食べられない所はないほどありとあらゆる部位があり楽しみ方が無限大ですよね。実は脂が多い肉はじっくり、赤身肉はさっと焼くのが牛肉の美味しい食べ方なんです。また、ふるさと納税では、そんな牛肉の様々な部位をおすすめの食べ方と共に販売しています。セットになっているので手軽にお召し上がりできる点も大変魅力的です。そこで今回はふるさと納税で人気の牛肉をランキング形式で紹介してきます。色々なブランド牛が出店しているので是非最後までご覧ください。
ふるさと納税
「牛肉 くまもとあか牛」ランキング
2025年2月15日 更新