「日本三大和牛」とうたう時、どの銘柄牛を入れるかは諸説ありますが、どの説でも必ず入る不動の和牛が「松阪牛」。高級牛肉の代名詞です。ただ、あまりにも高級すぎて、百貨店のお肉売場や敷居の高い焼肉店のメニューで見かけるくらいの遠い存在…、だったのですが、今やそうではありませんよ!価格も高いので納税額も高くはなってしまいますが、ふるさと納税を活用すれば、高嶺の花だった「松阪牛」もわずかの負担で手の届くものに。
そこで、「せっかく味わうんだったら、松阪牛のことをもっと知りたい!」というお声におこたえして、ちょっと語れるウンチクから、おすすめのお店まで、松阪牛についてご紹介していきましょう。
そもそも「松阪牛」って何て読むの?
その答えはズバリ「まつさかうし」!「まつさかぎゅう」でもOK!日本を代表する和牛ブランド「松阪牛」には、その牛たちを統括する「松阪牛協議会」という団体があり、そちらのHP(https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/matsusakaushi/)に読み方の記載があります。「え、まつ『ざ』か、じゃなかったの?」という声が聞こえてきそうですが、そこについてははっきりと「『まつざかうし』『まつざかぎゅう』『松坂牛』の表記は誤りです(同HPより)」と記載されています。三重県松阪市のHPを拝見しても、確かに市名も「まつさかし」だったんですね。
その松阪牛ですが、歴史は長く、もう100年以上にもなります。
1909年(明治42年)に松阪公園で開催された肉牛の品評会が、後々肉牛日本一を決める「松阪肉牛共進会」の始まりとなったのだそう。その後も幾度と松阪産の牛肉が各地の品評会等で上位の成績を収めていく中、1935年(昭和10年)の東京芝浦と場落成記念「全国肉用畜産博覧会」で名誉賞を獲得、最高品質の肉牛として「松阪牛」の名が全国に知れ渡ることとなりました。現在、松阪市飯南町深野には「松阪牛発祥地」の碑が設置されています。(松阪牛協議会HPより筆者抜粋)
ふるさと納税でお取り寄せできる、松阪牛発祥の地・三重県松阪市の「松阪牛」
どんな牛が「松阪牛」になるの?
松阪牛協議会によると「松阪牛」の定義は3つ。1.黒毛和種、未経産の雌牛
2.松阪牛個体識別管理システムに登録されていること
3.松阪牛生産区域(旧22市町村)での肥育期間が最長・最終であること ※生後12ヶ月齢までに松阪牛生産区域に導入され、導入後の移動は生産区域内に限る。
さらにそのうち、「松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を導入し松阪牛生産区域で900日以上肥育した牛」については「特産松阪牛」と名付けられます。
ここでチェックポイント!松阪牛を味わううえで、知っておきたいポイントが出てきました。
ひとつは、「松阪牛」と呼ばれる牛肉は「すべて子牛を生んでいない雌牛」ということ!一般的に雄牛よりも雌牛の方が筋肉量が少ないため肉質が柔らかいうえ、脂の溶ける温度が低く、トロけるような味わいを楽しめます。ちなみに、有名精肉店や焼肉店の多くが雌牛しか取り扱っていないのもこの理由からなのです。
次のポイントは、生産区域。定義にある旧22市町村、というのは三重県中部のほぼ全部。意外と広い!しかも、生粋の三重生まれではなく、兵庫や九州で生まれた子牛を連れてきて肥育しています。生産区域の生産者は、するどい子牛の目利きのもと、丹精込めて松阪牛を育てあげているのです。
最後のポイントは、先ほどの定義の中に肉質等級に関するものがないこと。つまり、「松阪牛=A5やA4の高肉質」ではなく、残念ながら松阪牛として流通している中にはそれほど高い肉質等級ではないものもある、ということ。こちらについてはマイナスポイントではありますが、逆手にとれば「しっかり肉質等級を確認することが大事」ということになりますね。
松阪牛の中の松阪牛!希少な「特産松阪牛」をふるさと納税で味わう!
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2024年9月8日 更新