かつて昭和の時代には「まずいお米の産地」と言われ続けていた北海道。あまりにも北海道産のお米が美味しくないことから「やっかいどう米」とまで呼ばれていました。もともと日本人が大好きなコシヒカリが冷涼な気候のため栽培できないこともその一つの要因なのかもしれません。
しかし、平成に入り北海道では新しいお米が次々と誕生。マツコ・デラックスさんが出演した強烈に印象に残る「ゆめぴりか」のテレビCMによって、その頃から急激に北海道米の認知度がUP!今では北海道は「美味しいお米の産地」としてイメージが定着するほどになっています。
今回は、その北海道から届く美味しいお米「ゆめぴりか」…いや、あえて「ななつぼし」のお話です。え、それはなぜ?と聞きたくなると思いますが、その答えは後ほど。
お米売場で良く見かける「ななつぼし」。それもそのはず、栽培面積では国内トップクラスのお米だった!
日本で一番の米どころと言えば、そう、コシヒカリで有名な新潟県!では二番目は?いったいどこでしょう。ひとめぼれの宮城県?それともあきたこまちの秋田県?なかなか自信を持って答えられません。
その答え、実は二番目の米どころは北海道なのです!あれ、意外ですね!
数字で見てみると、農林水産省統計によれば、令和2年産の主食用の水稲の収穫量は、新潟県がダントツ1位の約60万t、それに続く2位は北海道の約55万t。
新潟県にだいぶ離されてしまっていますが、それもそのはず、そもそもの作付面積で北海道(95,300ha)は新潟県(106,700ha)に離されてしまっているからです。
なお、3位以降は秋田県(453,300t)、山形県(356,000t)、宮城県(351,400t)、茨城県(347,800t)、福島県(332,700t)と主に東北勢が続きます。
では、全国2位の収穫量を誇る北海道では、どのような品種が栽培されているのでしょうか。(公社)米穀安定供給確保支援機構がまとめた「令和元年産水稲の品種別作付動向について」によると、令和元年における北海道内のうるち米の作付面積順位は1位ななつぼし!2位ゆめぴりか、3位きらら397。
ななつぼしは、作付面積にして北海道全体の50.5%もの堂々たる第1位で一大勢力となっているのです。しかも、日本第二の米どころ北海道の半分で栽培されているだけあって、他の都府県では栽培されていないのに、国内全体の作付割合でも3.4%と堂々の第5位!ななつぼしは意外にも全国トップ5に入るお米だったのです。
ちなみに、ななつぼしは、平成5年より北海道立中央農業試験場(本場は空知管内夕張郡長沼町)で育成され、平成13年に北海道の奨励品種として採用されました。
命名は「一般公募」ではなく、道庁や試験場等の関係者から募る「準公募」によって決定。育成を行った中央農業試験場と同じく北海道立総合研究機構に所属する上川農業試験場のサイト(https://www.hro.or.jp/list/agricultural/research/kamikawa/index.html)によると、「ななつぼし」は「北海道では空気がきれいなためななつぼし(北斗七星)がきらきら輝いて見える。このようなクリーンな北海道で生まれたきらきら輝く美しいお米をイメージ」して命名したのだそうです。とてもロマンチックな名前ですね!
無洗米に最適なお米!?なんと「ななつぼし」は無洗米のほうが…。
家事に育児に大忙し!仕事帰りで時間がない!といった皆さんにとって、とっても便利なのがとがなくても炊ける「無洗米」。ふるさと納税の返礼品でも様々な自治体から無洗米がラインアップされており、多数の商品ジャンルの中でも例年上位の人気を誇る品物だそうです。
でも、無洗米って便利だけど、何かデメリットがないの?
ホクレン農業協同組合連合会が、コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれについて無洗米と通常精米とで食味値(100点満点で点数が高いほど美味しいと言われる)を調べたところ、いずれも通常精米と比べて無洗米の方が食味値が減少する結果に。つまり、無洗米の方が美味しくない、ということが分かりました。
一方、同じ条件で「ななつぼし」を検査してみると、なんと無洗米の方が通常精米よりも食味値が向上(!?)、さらに無洗米どうしで他の品種と比較してもななつぼしの方が「おいしい」ということが分かりました!
環境破壊が社会問題になっている昨今、窒素やリンを含むお米のとぎ汁を流すことは、河川や海の水質汚染へつながると言われています。各家庭でとがなくていい無洗米は、環境問題対策としても今後重要な役割を果たすことでしょう。これからますます「ななつぼし」の活躍の場が広がっていきますね。
ふるさと納税の返礼品で無洗米を選ぶなら「ななつぼし」一択です!!
北海道産ななつぼし 選べる5kg~10kg
北海道滝川市 北海道産ななつぼし【無洗米】選べる5kg・10kg【滝川市産】
ホクレン北海道ななつぼし(無洗米10kg)
「ななつぼし」が北海道産米の歴史を変えた!
冒頭で話題にあがったマツコ・デラックスさんが出演しているCM、2014年版の中ではマツコさんは「『ゆめぴりか』って確かにおいしいけど、私は『ななつぼし』が好き」と宣伝。令和2年産米を紹介する最新版でも「『ゆめぴりか』ってすごくおいしいけど、これが来たら『ななつぼし』かなあ」と、ななつぼし推し。
それもそのはず。「ななつぼし」は、平成22年以降令和元年産米まで連続して10年間、食味ランキングで「特A」を獲得し続けているのです!かの魚沼産コシヒカリでさえ平成29年に「特A」から陥落する中での快挙と言っていいでしょう!数々のブランド米がまずは「特A」獲得を狙い、その後「特A」を維持することに強く力を注いでいることを考えると、かつての「やっかいどう米」と言われ続けた歴史を払拭し、いかに「ななつぼし」の品質向上に努めているか、頭が下がります。
せっかくならワンランク上の「ななつぼし」を食べたい!特別栽培米の返礼品を味わおう!
特別栽培ななつぼし 5kg
「『ゆめぴりか』もおいしいけど、『ななつぼし』が好き」って自分も言ってみたい!北海道産米セットの返礼品で食べ比べ!
ゆめぴりか・ななつぼし・ふっくりんこ各2kg
北海道産 特別栽培米 ゆめぴりか 5kg
かつて「やっかいどう米」と皮肉めいた呼び名をつけられてしまった北海道産米。現在ではそんなことは完全に過去のものとなり、全国区で流通するお米となってきました。ただその経緯には、テレビCMによる認知度向上はもちろん、北海道あげてのおいしいお米作りへの努力があったからこそ。だからこそ、北海道米の風穴を開けた「ななつぼし」を取り上げさせていただきました。
是非皆様も、ふるさと納税サイトで多くの返礼品がラインアップしている北海道産米をご賞味いただき、どこまで進化しているのか、体感してみてはいかがでしょうか。
定期便の「ななつぼし」
先ほどまで「ななつぼし」の魅力を、たくさん語らせていただきましたが、「ななつぼし」の魅力を感じてくれましたでしょうか?
タイトルにある”定期便”とは、ふるさと納税で貰う返礼品を、定期的に配送してくれるシステムです。お米を持って帰るのが大変な女性の方にもオススメですよ。
そして今回は、記事で紹介した、魅力たっぷりの「ななつぼし」を”定期便”で貰える自治体を3つ紹介していきます♪
1.北海道美唄市
【3か月定期便】 ななつぼし 5kg ×3回 雪蔵工房 特A厳選米 36,000円
10kgのお米が3か月にわたって、ご自宅まで届きます。品質は、特Aランクと呼ばれる最高ランクを11年連続で受賞するほどのもの。累計出荷数は100万袋を突破しています。
配送前日に精米しているので、新鮮さを保ったままいただくことができますよ♪
北海道フードマイスター久保田シェフも大絶賛の味で、お米本来の風味を感じることができ、程よい甘さと粘りで冷めても美味しさを保つ「ななつぼし」を美唄市のふるさと納税で手に入れましょう!
2.北海道石狩市
【定期便】令和6年産 地物市場とれのさと ななつぼし 5kg×3回 52,000円
寄付をするみなさまの気持ちを常に考え、よりよい品質を提供する「石狩市」は、ふるさと納税をするのにピッタリの自治体と言えるでしょう。
品質は特Aランクで安心安全です。のし対応も可能なので、贈り物にも最適ですね。
是非、この機会に「石狩市」で「ななつぼし」を手に入れてみてはいかがでしょうか。
3.北海道秩父別町
北海道産 無洗米ななつぼし10kg
しかも、「秩父別町」の定期便は、毎月のお届けなので間隔があかずに楽しむことができますよ。お米を買いにいかなくて良いから超便利♪
是非、この機会に「秩父別町」で「ななつぼし」を手に入れましょう!
さて、ここまで「ななつぼし」を「定期便」で貰える自治体を3つご紹介させていただきました。
お気に入りの自治体は見つかりましたか?
少しでもみなさまの、ふるさと納税のお手伝いができていたら幸いです。
是非、今日からあなたも「ななつぼし」ファンになっちゃいましょう♪
いま選ばれている人気の返礼品をチェック!
生活に欠かすことのできない食材のお米。最近はコシヒカリやつや姫、ひとめぼれなどブランド米がたくさんあり、色々なお米を食べてみたい!という方は多いですよね。ふるさと納税では全国各地の米をお得にゲットすることができます。人気のブランド米や自然栽培の米など、ふるさと納税では様々な米が取り扱われています。大人気の返礼品である米の中で、特に人気の米は何なのか、ふるさと納税の米の人気ランキングをご紹介!1位に輝くのは米で有名な新潟県なのでしょうか?!
ふるさと納税
「お米 ななつぼし」ランキング
2025年1月20日 更新