口に入れるととろ~りと濃厚な甘さが広がるウニ。
お寿司屋さんでの人気メニューで、ウニだけは絶対に食べるという方も多いのではないでしょうか?
そんな皆さんが口にされているウニも実は種類があるのです。
私たちがよく耳にするのは、バフンウニやムラサキウニですが、国内では、主に5種類のウニが食用として出回っています。
それぞれのウニについて、種類、旬の時期、産地、特徴を一覧表にまとめました。
ウニ一覧 (種類、旬の時期、産地、特徴)
種類 | 旬の時期 | 主な産地 | 特徴 |
ムラサキウニ | 6月~8月 | 北海道、東北 | 黒くトゲが長い外観。黒に近い紫色をした外観からこの名前が付いています。 |
キタムラサキウニ | 9月~11月 | 東北、北陸 | ムラサキウニに似ているがサイズが大きくボリュームがあります。 |
バフンウニ | 3月~4月 | 日本全国 | つぶれたまんじゅうのような形状 古来から「天下の三珍味」として珍しがられたウニです。 |
エゾバフンウニ | 7月~8月 | 北海道から関東以北 | バフンウニより一回り大きいサイズです。濃いオレンジ色をした濃厚な味が高評価です。 |
アカウニ | 8月~10月 | 瀬戸内海、九州沿岸 | 殻が赤く、濃厚な甘みが特徴。 少しでも傷をつけると死んでしまうため収穫が難しいことから「幻のウニ」とも呼ばれています。 |
これらが主なウニの5種類です。
旬の時期に一番美味しいウニを食べる!
ウニの旬は、一覧のとおり、種類によって若干異なります。
夏場に旬を迎えるものが多い中、バフンウニは3月~4月と、春に旬を迎えます。
一方、キタムラサキウニは、9月~11月と、秋に旬を迎えます。
ウニは漁期間が決められており、「塩水生ウニ」の発送シーズンも漁期にあわせて限定されている自治体がほとんどです。
なお、北海道根室市と釧路市の自治体は「塩水ウニ」の年間発送を行っています。
その理由は、北方領土が近く、ロシアから輸入した生のウニをすぐに加工・出荷ができるから。
日本ではウニの漁期が決まっていますが、ロシアは9月を除いて漁ができるのです。輸入品ですが、味も品質も国産と変わりません。
北海道根室市 塩水うに85g前後×2P 12000円
北海道釧路市 塩水ウニ(生えぞバフンうに)100gとボイルタラバカニ脚800g 50000円
このように種類によって旬が異なるウニ。
旬に合わせてウニを選ぶのもいいかもしれませんね。
「ウニ」対決! バフンウニVSムラサキウニのどちらに軍配が上がるか!?バフンウニとムラサキウニ、どちらがおすすめ?
さて、ふるさと納税で返礼品として見かけるウニは、大きく分けて2種類に分けられます。
1つは、濃厚なオレンジ色が特徴であるバフンウニ・エゾバフンウニ、そしてもう1つが、色が白色に近い淡い黄色のムラサキウニ・キタムラサキウニ。
さて、どちらをウニがおすすめでしょうか?
全体的な比較はなかなか難しいので、独自の切り口で、細かい部分に絞って比較してみました!
バフンウニVSムラサキウニ対決1
ふるさと納税返礼品の出品数が多いのは?
勝者、バフンウニに軍配!
バフンウニとムラサキウニの返礼品の数から見ていきましょう。
ふるさと納税紹介三大サイトで「ムラサキウニ」「バフンウニ」で検索してヒットした件数がこちらです。
検索ワード「バフンウニ」 検索ワード「ムラサキウニ」
ふるさとチョイス 207 249
楽天 ふるさと納税 310 192
さとふる 306 70
「ふるさとチョイス」ではムラサキウニがやや上回っていますが、楽天とさとふるでは断トツで「バフンウニ」のヒット数が多いですね。
その理由として、ウニの主要産地である北海道の自治体には、ふるさと納税に力を入れているところが多いことが挙げられます。
特に「エゾバフンウニ」は名前から北海道を連想させますので、ほとんどの自治体が力を入れて、エゾバフンウニの商品ページをいくつも制作しているようです。
このような中でエゾバフンウニのおすすめ自治体をピックアップしました。
北海道紋別市 冷凍エゾバフンウニ100g×2
北海道鹿部町 北海道産のエゾバフンウニで作った『ふり塩うに』 100g
バフンウニVSムラサキウニ対決2
実際に売れているのは?
勝者、バフンウニに軍配!
どちらも売れてはいますが、やはりランキング占有率を見ると、全体的にバフンウニに軍配が上がります。
これは、量と価格のバランスが大きく影響しているものと思われます。また出品の絶対数も多いため、ランキング上位を占めているものと思われます。
楽天ふるさと納税 海産物ランキング

ふるさと納税返礼品 うにランキング

バフンウニVSムラサキウニ対決3
ウニっぽい形をしているのは?
勝者、ムラサキウニに軍配!
ウニのイメージ代表はやはりムラサキウニ。
「海で生息しているウニ」と言えば、どのような姿を想像されるでしょうか。
黒くて、トゲがあって…、という姿を想像している方は多いと思います。
ですが、皆さんが思い浮かべているウニは「ムラサキウニ」。
バフンウニは平べったく、トゲが短くてまさに「馬のフン」の形状なのです。
宮崎県延岡市の返礼品のムラサキウニは、皆さんのイメージぴったりな姿のままで納品してもらえます。
宮崎県延岡市 日豊海岸どれ 延岡産 天然ウニ(5個) 22,000円
また、2013年のNHKの朝の連続テレビドラマで有名になった岩手県「北限の海女」が取るウニも「ムラサキウニ」です。
岩手県久慈市 【ご飯のお供・お祝いに】海女の磯漬け3個セット 38,000円
バフンウニVSムラサキウニ対決4
高級なウニはどっち?、それとも?
ウニは日本全国で収穫できますので、数多くの自治体が返礼品として取り扱っています。
数多くのウニ返礼品の中で、最も高級なウニは?
こちらもバフンウニとムラサキウニ、それぞれに代表となる高級返礼品があるのです。
まずはバフンウニから。
古くから日本三大珍味は、「からすみ、このわた、ウニ」を指しており、江戸時代から珍重されてきました。このうち「ウニ」は、越前ウニ、つまり福井県で採れるバフンウニを指しているのです。
特に福井県坂井市の返礼品である「天たつ」の越前ウニは、福井県を代表する高級食材として江戸時代からの味を今でも守り続けている一品です。
福井県坂井市 熟成濃厚ウニ 日本三大珍味の一つ 「越前仕立て汐うに」桐箱入り100g~越前福井藩主松平家の御用商人「天たつ」の高級品!! 50,000円
〈おまけ 日本三大珍味 残りの2つ〉
愛知県西尾市 料亭八勝館特製 佐久島産このわた 15,000円
長崎県長崎市 創業延宝三年(1675年)からすみ元祖高野屋 からすみ三昧セット 33,000円
さて、バフンウニVSムラサキウニ、どちらに軍配?
勝敗は、本当に高級なのは、バフンウニでもムラサキウニでもなく・・・実は「赤ウニ」。
そう、本当に高級なウニは、バフンウニでもムラサキウニでもないのです。
赤ウニの特性として、他のウニより比較的深いところにもぐってしまうこと、少し傷つけただけで死んでしまうことから、収穫が難しいのです。また、昔から高級品として有名だったため乱獲がたたり、今では収穫量が減少してしまいました。
この赤ウニの産地として有名なのが前述の「淡路島由良」。黒ウニ(バフンウニ)と比べてお値段は3倍以上もするのです。
非常に濃厚な味で、いったん赤ウニの味を知ってしまうと他のウニは食べられない!とのこと。販売される時期もごく短いため、食べる機会も少ない、本当の意味での高級品です。
兵庫県洲本市 淡路島由良の赤ウニ2枚 31,000円
VS対決総論
やっぱりバフンウニとムラサキウニの食べ比べが一番!
様々なウニを紹介してきましたが、実際に食べてみないと分からないですよね。
やはり、最終的な勝者は皆さんの好みで決めていただくもの。
どちらのウニも美味しいことは間違いありません。
ぜひぜひ、食べ比べをして、皆さんの中の勝者を決めてみてください。
ということで、最後にバフンウニとムラサキウニ、2種類のウニの食べ比べセットを用意している自治体をご紹介します。
ともに発送時期が限定されていますので、気になる方は予約してみてくださいね。
北海道厚岸町 北海道産塩水うに食べ比べセット(ばふんうに・むらさきうに各100g) 23,000円
いま選ばれている人気の返礼品をチェック!
世界の漁獲高のおよそ8割を消費する程、日本人はウニが大好きです。国内で消費するウニは、ほとんどが輸入品の為、ふるさと納税の返礼品でも、国産のウニは大人気です!
ややグロテスクな見た目とは裏腹に、濃厚でとろけるような味わいで、一口食べれば、舌鼓は鳴りっぱなしです。
世界に生息するウニは約900種類、その中で食用のウニは、わずか10種類程度という事はご存知でしょうか?どんな種類のウニがランキングに入っているのか、是非お確かめ下さい!