「青天の霹靂」言葉自体はみんな知っているけど、同じ名前のお米があることは、どれくらい知っているでしょうか?
コシヒカリにひとめぼれ、5文字の名前のお米はたくさんありますが、「青天の霹靂」って一回書くだけでも、さあ大変。総画数58画。すでに書いてある文字を見ながらでないと絶対に書けそうにありません。もちろん、お米の名前として画数が一番多いのは間違いなさそうです。名前だけでもインパクトのあるこのお米、ほかにどのような特徴があるのでしょうか。
東北地方の中で出遅れてしまった青森県。
東北地方にとって米作りの上での最大の問題点は冷涼な気候。日本で一番栽培されているコシヒカリも、現在栽培している北限は秋田県。残念ながら青森県で栽培していくには、生育期間の気温が足りません。
そのため青森県では、明治時代から農業試験場で冷涼な気候にあったお米の開発が行われてきました。しかし、同じ東北地方で秋田県の「あきたこまち」や宮城県の「ひとめぼれ」と、後のお米界を変えていく大型銘柄が誕生する中、青森県は米どころでありながらその歴史の中で目立った品種を生み出すことができておりませんでした。
平成に入り、ようやくあきたこまちの系列となる「つがるロマン(平成9年奨励品種)」や「まっしぐら(平成17年奨励品種)」の新品種を世に送り出しましたが、浸透具合はいまいち。お米についての「青森県」のイメージ向上にはほど遠いものでした。
平成生まれの青森ブランド米をふるさと納税で食べ比べ!
青森県産米パックご飯セット180g×3種×6セット(青天の霹靂・はれわたり・まっしぐら)
青森県産米セット 2合×5本(無洗米)
青森県悲願の「特A」を獲得するために誕生したお米「青天の霹靂」。
「青天の霹靂」のもととなるお米の育成が開始されたのは平成18年のこと。食味が良く耐冷性も高い品種を目標に、青系158号はじめ東北系の品種を人工交配したものから育成が始まりました。
その後、立て続けに北海道産米の「ななつぼし」「ゆめぴりか」が日本穀物検定教会の食味ランキングで特Aを獲得。当時、特Aを一度も獲得できていなかった青森県では、特Aを獲得できる品種の育成がマストになりました。その時に特Aを獲得すべく選抜されたのが、このお米「青系187号」、後の「青天の霹靂」だったのです。
「青天の霹靂」は市場にデビューする前の年、平成26年産米を参考品種として食味ランキングに出品。結果発表のあった平成27年2月、「青森のお米史上初の特Aを獲得!」というニュースが県内はもとより日本中を駆け巡りました。そのニュースを耳にした青森県民の期待値はマックスに!初めての店頭販売となった平成27年10月には、開店前から行列ができ即日完売。初年度は「手に入らないお米」として社会現象にまでなりました。
参考出品も合わせると5年連続「特A」評価!もはや青森米の顔となった「青天の霹靂」を味わう!
青天の霹靂10kg(5kg×2袋)
青森県の思いが詰まった特徴あるネーミングとデザインで、一気に日本中に浸透!
「青天の霹靂」の名前は、一般公募の中から選ばれました。青天の霹靂公式サイト(http://seitennohekireki.jp/index.html)によると、「『青』は青森の青、『天』は遥かに広がる北の空。『霹靂』は稲妻。稲に寄りそい、米を実らせます。晴れわたった空に、突如として現れる稲妻のような、鮮烈な存在になりたいと考え、名付けました。」のだそうです。
また、空を連想させる青い色が印象的な米袋などの図案は、「空がパカッと割れて『青天の霹靂』が飛び出してきた様子を表現しました。白い米の旨さが天の四隅にのびやかに広がっていきます。」とのこと。
デビュー年の即日完売騒動のニュースが全国に放映された際、とても珍しいネーミングに加え、シンプルなデザインによって、一気にみんなの記憶に残るお米となりました。
白米だけじゃない!「青天の霹靂」を使用したお菓子やお酒もあるんです。
ゴボウとポーク青天の霹靂ビネガーカレー4個セット
「青天の霹靂」専用カレー(!?)が存在するほどカレー向きのお米。
青天の霹靂公式サイト(http://seitennohekireki.jp/)を開くと、いきなり目に飛び込んでくるメッセージ「カレーにしませんか。」一瞬ドキッとするとともに、あれっブランド米の公式サイトでカレーって、と何となく違和感をおぼえます。
でも、その理由は、ページを読み進んでいくと分かります。「青天の霹靂」の特徴は、コシヒカリ系のもっちりとは異なる、さっぱりとした味わい。その味わいを一番引き立てるのが「カレー」なのだそう。そして、カレー好きの人はみんな「お米好き」。カレーを入り口として「青天の霹靂」のさっぱり味を気に入ってもらい、どんどんいろいろなものと合わせて「青天の霹靂」を食べてもらおう、というのが目的。
さらにもっとカレーと一緒に味わってもらうため、とうとう「青天の霹靂専用カレー」を作ってしまいました!しかもその商品のパッケージには「他のお米と食べないでください。」の表記が!?残念ながらこのカレー、令和2年末に実施された青天の霹靂のプレゼントキャンペーン用に作られたもので、一般販売はされないとのこと。
でも大丈夫!青天の霹靂公式サイトでは現在そのカレーのレシピを公開中。用意する材料はどれも食材店で揃えられるものばかりですので、一度試してみてはいかがですか。
カレーを食べたい時に便利!手軽に「青天の霹靂」を炊ける、2合入りの無洗米。ペットボトル入りなので保存もしやすい!
無洗米 青森県産 青天の霹靂(300g)×24本
印象に残るネーミングとともに、青森県に悲願の特Aをもたらしたことで青森ブランドのお米を世間に知らしめた「青天の霹靂」。他のお米とは一線を画す「さっぱり味」を強みとしておりますが、食味ランキングでは現在まで連続して「特A」を獲得中!
カレーを食べる時のためにふるさと納税を活用して家にストックをしておく、なんて楽しみも有りですね!
いま選ばれている人気の返礼品をチェック!
生活に欠かすことのできない食材のお米。最近はコシヒカリやつや姫、ひとめぼれなどブランド米がたくさんあり、色々なお米を食べてみたい!という方は多いですよね。ふるさと納税では全国各地の米をお得にゲットすることができます。
人気のブランド米や自然栽培の米など、ふるさと納税では様々な米が取り扱われています。大人気の返礼品である米の中で、特に人気の米は何なのか、ふるさと納税の米の人気ランキングをご紹介!1位に輝くのは米で有名な新潟県なのでしょうか?!
ふるさと納税
「お米 青天の霹靂」ランキング
2024年11月1日 更新